密漁 - 日本の海産資源が荒らされている!

密漁ははぼ公然と

 対馬に行って驚いたことは、対馬では至るところに「ストップ・ザ・密航」「密航・密漁・密貿易 見たら聞いたら110番」の看板が掲げられていることです。それらの看板は、海岸に行くと多くなります。
 外国漁船による密漁は、日本の権益を脅かす重大な犯罪です。しかし、対馬の海域では日常茶飯事に、この犯罪が行われています。
 日本の領海や定められた排他的経済水域(EEZライン)においては、水産庁や漁業関係者によって、漁期・漁場・漁獲量を制限しています。これは、貴重な水産資源が枯渇しないために、管理しているのです。しかし、韓国の悪質な密漁によって、水産資源が乱獲されているのです。
 また、密漁は、漁場を荒らし、日本の漁業者の網などの漁具にまで被害を与えるなど、深刻な問題となっています。
 韓国の漁師によると、日本海の韓国側水域にはリマン寒流が流れ込み、魚は貧粗です。しかし、対馬暖流が流れ込む日本側水域のものは、漁量も多く、しかも豊満な魚が捕れるそうです。特に対馬海峡は豊富な漁場として知られています。ですから、密漁はほぼ公然と行われているのだそうです。
 密漁船は、違反発覚後の逃走をはかるために、漁船の高速、高性能化なものとなってきています。また、逃走の際にはジグザグ航行により巡視船艇による追跡・捕捉を妨害したり、さらには巡視船艇に体当たりをするといった悪質な事犯が続いています。

 さらに、韓国からの密漁船は、EEZライン付近にばかりに出没しているわけではありません。対馬の海岸まで接近しているのだと言うのです。対馬でも有数のアワビの産地、鰐浦は十数年前からアワビの密漁に悩まされています。
 中には、密漁船からホースをひいて酸素を送り、海の中では、潜水服を着て水の中を歩いてアワビを密漁しているといいます。作業中に日本の取締船が現れると、そのホースを切って逃げ、密漁者は水中を移動して対馬に上陸して、隠れて迎えが来るまで、そこで待つのだそうです。
 しかも、密漁船が最も出没するポイントは自衛隊の基地がある海栗島周辺が多いとのことです。国防の最前線、朝鮮半島の有事を睨み巨大なレーダーが設置されているすぐ脇で、堂々と領海侵犯が繰り替えされているのです。
茨城県議会議員 狩野 平左衛門岳也


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