国は「国境の島」対馬を見捨てるのか?


奪われる我が国の国境の島

 「我々が、対馬に住んでいなければ、漁業水域は後退するし、国境も守られない。そのことを忘れないで欲しい」と自衛隊OBの小松津代志氏はうったえられています。この言葉は、対馬が現在置かれている状況を象徴しています。
 我が国は、四方を海に囲まれた島国であります。我が国の領有する島の数は六千以上で、七千以上のフィリピンに次ぎ世界第二位であります。我が国の島の中で、特に他国が領有を主張するなど、見過ごせない問題を抱えている「国境の島」があります。
 ロシアが占拠している国後島、択捉島、歯舞群島、色丹島からなる北方四島、韓国が軍事占領している竹島、中国・台湾などから領海・領空侵犯されている尖閣諸島、先島諸島です。これらの島は、我が国の領土であるのにも拘わらず、我が国の国民が自由に立ち入ることができません。北方四島、竹島にいたっては、完全に他国民が居住しています。
 かつて尖閣諸島に上陸視察を断行した西村眞悟衆院議員は、「尖閣諸島は、今、日本人は立ち入ることができない。土地所有者が埼玉県に在住しているが、中国人が魚釣島などの土地所有権を買い取ろうと何度も接触していたと聞いたことがある。あの時もし中国人に所有権を売り渡してしまっていたら万事休すであった。対馬で韓国人による土地習得が進行すれば、尖閣諸島の土地が我が国の領土を否定する中国人に取得された時と同じ、国防上の重大な障害を憂慮せざるをえない」と語っています。
 他国民が多数居住し、領有権を主張した時、その島は実行支配されるのです。冒頭の島民のうったえは、油断していれば、いつの間にか対馬も第二の尖閣、竹島、北方四島になるという危機を我が国の全土に知って欲しいえとうったえているのです。

「国境の島」対馬を見捨てるのか

 密漁・乱獲により豊富な水産資源を奪われ、韓国人に土地・ホテルが買収され、観光産業も先を越され、不況に苦しみ若者が流出…おまけに、防衛上も不安を感じ、中国・韓国が海に投棄した大量のゴミが(中国、韓国では海へのゴミ投棄は合法だという…)海岸にたどり着き、その処理で●千万円も浪費し、それでもまだ手が回らない。
 対馬で「国の特別の保護無くしては、もうやっていけない。国境の島・対馬で頑張っている人達のことを忘れないで欲しい」という訴えを聞きましたが、このような声は、今、対馬島民が共通して抱いている思いであると感じます。
 歴史的にも、地政学的観点から言っても、本来対馬は、国境を守る要としての役割を担っています。自殺者等も出ているところから、対馬島民が堪え忍ぶ限界はすでに過ぎています。国として、対馬の位置づけを、改めて見直す時に差し掛かっているのです。




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